70点主義>完璧主義

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こんにちは。ネコミチです。

仕事をする上で完璧主義を大切にして
仕事に取り組む人は多いかもしれません。

しかし、完璧主義の仕事には欠点があります。

  • 仕事で中々評価されない
  • もっと仕事のスピードを高めたい
  • もっと効率的に仕事を進めていきたい

というお悩みがある方に
70点主義の仕事をご紹介したいと思います。

私は大企業で15年勤務をして、その間に6回の異動をして
上司から受けたアドバイス、優秀な先輩方の行動、自分が70点主義をして
から評価が明らかに良くなった経験を踏まえて、ご紹介したいと思います。

「仕事では70点主義をオススメしたい」が一番のメッセージです。

「手を抜いていい」と言いたいわけではありません。

お客さんや上司、同僚から高い評価をもらうためには
70点主義が必要だと言うことをお伝えしたいのです。

目次

完璧主義の欠点

完璧点主義には欠点があります。

  • 時間がかかる
  • 仕事には50点や70点で十分な仕事がある(残りの50点や30点が無駄になる可能性がある)
  • コストが余計にかかる
  • 自分の100点が相手の100点とは限らない

完璧主義の1番の欠点は時間がかかる点です。

仕事は80点、90点まで高速で出来ても
そこからさらに磨きをかけていくには非常に時間がかかります。

仕事の進捗が一気に遅くなります。

そうなるとどうなるでしょうか?

お客さんや上司、同僚へその仕事を渡す時間が遅くなります。

これが一番の問題です。

スピードというのは仕事の評価を決める上で非常に重要な部分です。

相手に喜んでもらえますし
早く対応してくれたという誠意が相手に伝わります。

しかし、今まで完璧主義でいた人が急に70点で渡すのは躊躇いがあるかもしれませんが
「一旦、70点で相手に渡してみる」だけでも非常に効果があります。

その仕事は70点の内容で十分の可能性もあります。
その場合はそこで仕事を終えれば良くなります。

もし、あと10点、20点加えてほしいということであれば
70点に10点、20点を足していけばいいだけです。

70点の仕事を一旦渡すことで
相手がどの程度の点数を求めているのかがわかります。

相手も一旦70点までやってもらえたことの満足感や安心感を
得ることが出来ます。

つまり70点主義とは全ての仕事を70点で終わらすということではなく
「70点で相手に渡してみる主義」です。

70点であれば早く出来ますし、無駄も少なくなります。

私の経験談

私は入社10年目ぐらいまでこれが出来ませんでした。

全ての仕事は完璧主義であるべきと思って仕事をしていました。

そのため、時間がかかっていました。

そこまでやらなくていい

そこまで求めていない

情報や仕事は時間が経てば経つほど劣化する、価値が低下する

完璧主義をしていたときに、実際に私が上司に言われた言葉です。

仕事には50点で十分な仕事、70点で十分な仕事、100点が必要な仕事と
色々あることに気付きました。

それからはまだ時間をかければ磨けることはわかっていても
一旦70点の段階、50点の段階で相手に渡してみるということを
やってみました。

それが非常に効果がありました。

まず上司やお客さんからの反応が非常に良くなりました。

何より「仕事が早い!ありがとう!!」と言ってもらえる回数が
100万倍増えた気がします。

即座に70点の仕事をして
文句を言う人はいないことに気付きました。

ポイントは「即座に」というところもあります。

1週間後に70点の仕事をしても怒られます。

今日、明日に70点までやってしまう。

それで渡す。これです。

相手の要求レベルは中々わからない。

70点主義の仕事をして驚くのは自分の中の70点でも
相手の要求の90点や100点に達していることが
非常に多いことです。

つまり、それだけ相手の仕事の要求度合いというのは
わからないということです。

なので、「一旦70点で渡してみる」が重要なのです。

コスト意識を持つ

仕事の時間は人件費がかかっています。

そのため、自己満足のために常に完璧主義を目指してしまう場合
余計なコストがかかっていることになります。

70点で良い仕事に100点までやってしまうと
30点分の仕事はコストだけかかってしまうことになります。

その30点分の仕事で売上が増えればよいですが
増えないのであれば、30点分のコストは無駄なコストになってしまいます。

このコスト意識を持つことは非常に重要です。

会社にはあまり重要でもない仕事が沢山あります。

それに毎回100点を目指してしまっては
コストだけが膨れ上がった利益の出ない会社になってしまいます。

70点主義というのは会社の利益を考えても
必要な考え方だと言えます。

70点主義のススメ

完璧主義をしていた人が70点の仕事を出すというのは
少し勇気のいることかもしれません。

その場合は、「即座の70点」というものをやってみてください。

きっとお客さん、上司、同僚は喜んでくれるはずです。

きっと高い評価をしてくれるはずです。

ぜひ、試していただければと思います。