元気な人と衰える人

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同じ50才、60才でも頭も体も元気な人と衰えてしまう人がいます。

この違いは何でしょうか?

年齢を重ねることは避けられませんが、50才、60才になっても

「元気でいたい」「健康でいたい」「若くいたい」

誰もがそう願います。

僕も当然、強くそれを願っています。

しかし、家族や会社の年長者をみていると

同じ年齢でも、元気な人と衰えている人がいて

不思議に思うことが多くあります。

この違いは何だろう?

どうすれば元気でいることが出来るのだろう?

なぜ、この人は衰えてしまったのだろうか?

それについて僕なりの考えを書いてみたいと思います。

僕は今年40才。

自分の身近な人の元気な人と衰えた人たちの姿を

見てきた経験から述べたいと思います。

結論から言いますと「頭と体のアウトプットの差」

元気な人と衰える人との差かと思っています。

分かりやすい表現で言えば

「頭と体を動す量の差」が

元気な人と衰える人との差かと思います。

目次

父の衰え

僕の父は75才で他界しましたが

60才で脳梗塞で倒れてから、引きこもりの生活をするようになり

急激に頭と体が衰えていきました。

引きこもり生活をするようになってから、父は人と接触することを

避けるようになり、外出もしなくなり、体を動かすことも

リハビリで最低限の運動だけになりました。

家族以外の人との会話も極力しなくなりました。

会話もしない、外出もしないので

体や頭を動かすことが少なくなりました。

人と会話をして「考える」=目、脳を動かす

人と会話をして「話す」=目、舌、口を動かす

外を歩いて「歩いたり、走ったりする」=体全体を動かす

外出したり、パソコンをして「指や腕を動かす」

このような頭と体のアウトプットをしなくなりました。

インプットは周りの人の話を聞いたり、テレビを見て

最低限はしていましたが、アウトプットの量が急激に落ちました。

祖母の衰え

祖母もすでに他界しましたが

祖父が他界後、長いこと住んでいた場所を離れ、母と住むようになり

昔からの知り合いと交流することが少なくなり

自宅で一日中、テレビを見るような生活をするようになり

急激に頭と体の衰えが進み、痴呆になりました。

祖母のケースも同じで、母からの声やテレビの音をインプットは

するものの、自分から発信する頭や体のアウトプットが極端に

少なくなってから、頭と体の衰えが急激に進みました。

元気な義母

義母はお惣菜のお店を経営しています。

毎日、料理を作り、パッキングし、お店に料理を並べ、販売をしています。

食材の調達、惣菜以外の仕事、マスコミ関係の宣伝を通じて

多く方々と日々やりとりをしています。

一日中、立ちっぱなしの生活をして、料理をしたり、販売をしているので

体を一日中動かしています。

お店で働いてくれている人たちやお客さん、取引先の人たちとの

会話も朝から晩までしています。

60才を過ぎていますが

頭と体を動かす量が若いころと全く変わっていません。

「毎日大変よ〜」と言いながらも

60才を過ぎてもなお、驚くほど元気で若々しいです。

心身ともに元気な母

母は倫理研究所というところで

毎日、そこのメンバーと集まって勉強したり、議論をしたりしています。

そして、講演をするために全国各地を飛び回っています。

今年で74才ですが、非常に元気です。

頭を動かすのはもちろん、遠方への出張もあり

体も動かすことが母の若さを保っています。

頭と体のアウトプット(動かす)

この父や祖母、義母と母の違いを見ていくと

外部との交流を通して、頭や体を動かすことの重要性を痛感します。

色々な交流を通じて、インプットだけでなく

「頭と体のアウトプット」が心身を元気に保つ上で重要なのだと思います。

直接であれ、間接的であれ、外部との交流をすることで

自然と考える機会は増えますし、体を動かす機会も増えます。

友達、仕事の同僚、家族、近所の人、SNSやネットでの繋がり

様々な交流があります。

こうした交流を通じて頭や体を動かす。

買い物、散歩、ジム、旅行を通じて

外に出る。そして、体を動かす。

インプットだけでなく、「頭と体のアウトプット」をし続ける。

これが体と頭を鍛え、保ち、成長させてくれるのだと思います。

僕も50、60、70才になっても元気でいられるように

頭と体を動かす習慣を大切にしていきたいと思います。

皆様も何歳になっても、元気に頭と体を自由に動かせるように

頭と体を積極的に動かす習慣を大切にしていただければと思います。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。